私がアスリートサポートセントラルを立ち上げたきっかけは、これまでの仕事を通じて、多くのアスリートと関わるようになったことでした。
ブランディングの仕事を続ける中で、ウィンタースポーツ用品の総代理店を務めるようになってからは、特にウィンタースポーツの選手たちと関わる機会が増えました。また、映像や写真の撮影を通じて、ウィンタースポーツ以外のさまざまな競技の選手とも仕事をするようになりました。
選手たちが成長し、競技者として次のステージへ進んでいく姿を見る一方で、その過程では、トレーニングや技術だけでは解決できない課題にぶつかる場面も数多く見てきました。
競技を続けながら、どのように生きていくのか。
活動に必要なお金をどう考え、どう管理するのか。
税金や契約について、何を知っておく必要があるのか。
スポンサーをどのように探し、どのような関係を築いていくのか。
こうしたことは、競技力とは別に、自分から学ぶ機会をつくらなければ、なかなか知ることができません。
私自身も、サラリーマンから経営者になり、さまざまな経験をしてきました。その中で、「あのとき、もう少し知識があれば」「もっと早く興味を持っていれば、今とは違う選択ができたかもしれない」と感じることが何度もありました。
だからこそ、選手たちには、競技の技術やトレーニングだけでなく、生き方、お金、税金、契約、スポンサーとの関係など、競技人生とその先の人生に関わることも学べる場所が必要なのではないかと考えました。
また、選手だけでなく、支援するスポンサー企業にとっても、アスリートを応援する意味や、より良い支援のあり方を学び、具体的な提案につなげられる仕組みをつくりたい。そう考えたことが、アスリートサポートセントラルを始めた理由です。
2025–26シーズンには、100万円を超えるスポンサー契約を実現することができ、合計6社の企業・団体から協力をいただくことができました。
一方で、活動を進める中では、想定していなかった課題も数多くありました。特に、選手のメンタル面や、競技成績だけでは見えない心の状態については、私自身も多くのことを学びました。
選手を支えるということは、単にスポンサーを紹介したり、活動資金を集めたりすることだけではありません。選手本人の考え方や状態を理解し、家族や指導者、支援する企業など、周囲の人たちとの関係も含めて考えていく必要があります。
現在は、小学生の選手とそのご家族から、社会人アスリートまで、幅広い世代の選手をサポートしています。サポート選手の中からは、オリンピック出場を目指す選手や、X Gamesで準優勝する選手も出てくるまでになりました。
もちろん、結果や実績だけがすべてではありません。
現在サポートしている小学生や中学生の選手、そしてそのご家族にとっても、この活動が、競技のことだけでなく、これからの生き方や将来について一緒に考え、学ぶことのできる場所になればと思っています。
2026–27シーズンは、これまでのサポート活動に加えて、「学びの場」としての取り組みを、さらに進めていきます。
各分野の専門家や、先輩アスリートの皆さんが持つ知識、経験、失敗、そして生き方を共有してもらうことで、これからの選択に悩む選手やそのご家族、選手を支える企業の皆さんにとって、少しでも参考になる機会をつくっていきたいと考えています。
すぐに答えが出ることばかりではありません。私たち自身も、選手たちと一緒に学びながら、できることを一つずつ増やしていきます。
アスリートサポートセントラルが、競技を続けるためだけの場所ではなく、競技を通じて、その先の人生についても考えられる場所になることを目指して、これからも活動を続けていきます。



