
静岡市に本社を構えるアイルージャパン合同会社では、建築物の安全性を確保するため、赤外線カメラによる外壁調査を行っております。
今回、静岡市内にある8階建てのビルにて、タイル張り外壁の赤外線外壁調査を実施いたしました。
■ 調査の概要
調査対象となったのは、築年数を経た8階建ての事務所ビル。外壁はタイル仕上げとなっており、経年劣化によるタイルの浮きや剥離の可能性が懸念されていました。
本調査では、提携一級建築士事務所と連携し、以下の二段階診断を実施しました。
直接打診調査(足場またはブランコによる打診)
赤外線サーモグラフィ調査(ドローンを使用)
■ 赤外線調査の原理とメリット
タイルの剥離や浮きは、下地モルタルとタイルの間に空気層が形成されることで発生します。この空気層は外気温の変化(昼夜の温度差)により熱膨張・収縮を繰り返すため、赤外線カメラを用いることで温度異常として視覚化できます。
これにより、高所・広範囲の調査を非接触・短時間で実施可能となり、足場設置によるコストや時間の削減にも貢献します。
■ ドローンを活用した高所診断
弊社では**赤外線カメラ搭載ドローン(DJI Mavic 3Tなど)**を活用し、8階建て以上の建物にも対応。撮影時の気象条件や日射条件を考慮し、的確な時間帯での飛行と撮影を行うことで、信頼性の高い診断結果を提供します。
■ お問い合わせ・ご相談
赤外線による外壁診断や、ドローンを活用した建物調査についてのご相談は、以下よりお気軽にお問い合わせください。
お電話:054-686-2281
メール:info@airou.jp
担当:赤外線診断技術チーム