
2018年から毎年、写真撮影をお任せいただいている静岡県磐田市のダンススタジオ「ステップハーツ」様。
今年のSTUDIO LIVE Vol.14【I do!】でも、写真撮影とコマーシャル映像を担当させていただきました。
ステップハーツさんのステージは、毎回驚かされるほどの完成度。
迫力ある演出と、子どもから大人まで一糸乱れぬダンスの連携は、本番が始まった瞬間から観客の心を惹きつけ、最後まで目が離せません。
いつも満席の会場からは、感動と熱気があふれています。
そんな中、私たちフォトグラファーも、ダンサーの皆さんに負けないよう、毎回気合を入れて撮影に挑んでいます。
生徒さんの人数も多く、演目の数も豊富。そのぶん、撮影はとてもチャレンジングなものとなりますが、事前にしっかり打ち合わせを重ねながら、ベストな形で残せるよう努めています。
ここ数年は、2日間にわたる公演に多くのビデオカメラが必要となり、フォトグラファーが動けるスペースはほとんどありません。
その限られた環境の中でも、1日だけの撮影で“結果を出す”必要があるため、毎年集中力を最大限に高めて臨んでいます。

🎥 撮影方法について
【リハーサル】
衣装なしの状態で、子どもたちの自然な表情や後列にいる子たちのソロ写真を狙って撮影します。
【ゲネプロ(通しリハーサル)】
固定カメラ(最前列):迫力ある下からのショット
固定カメラ(最後列):舞台全体を俯瞰する構図
フォトグラファー:限られた座席の中で移動しながら、舞台袖からも撮影
【本番】
ビデオカメラの間に設けられた2席分のスペースを活用
舞台全景と望遠を使って、グループショットを狙います
舞台の雰囲気、空気感、一人ひとりの一瞬の躍動、そして仲間との絆。
そのすべてを写真に込められるよう、構成やリズムを考えながら、シャッターを切っています。
固定カメラには1秒ごとのインターバル機能も使用し、舞台全体で3000枚以上の写真から、ベストな瞬間を選び抜いていきます。
🩰 ダンス撮影で大切にしていること
ダンス撮影で最も重要なのは、「動きの予測」。
ジャンプやステップ、腕を大きく広げた瞬間など、ダンサーの一番かっこいいシーンを、全身フレームに収めるには瞬時の判断と予測が必要です。
特に望遠レンズでは、わずかなズレで体がフレームアウトしてしまうことも…。
一人でも多くの生徒さんを、できるだけ平等にしっかり撮るために、ステージの動きを先読みしながら撮影しています。
今年も、たくさんの熱い想いが詰まった素晴らしいステージを間近で撮影させていただき、本当にありがとうございました。
ご出演された皆さん、そして関係者の皆さま、お疲れさまでした!
また来年、さらにパワーアップした皆さんにお会いできるのを楽しみにしております。